積立投資は、少額で投資を始めたい人や、投資についてのノウハウを持たない初心者にとってはとてもおすすめの投資商品です。
その理由は、運用はすべて証券会社というプロがしてくれているので、投資家は毎月の自動引き落としによる積立投資をする以外には、ほったらかしでOKだからです。
つまり、市場の変動に投資家が一喜一憂する必要はありませんし、特定の株式銘柄が下がったからと言って、投資家がパニック状態に陥る必要もありません。
このプロによる運用は、積立投資の大きなメリットです。
毎月の投資額の中から、運用手数料が徴収されています。
プロが時間のある時になんとなく確認してくれるというわけではなく、証券会社のプロが真剣に銘柄を運用してくれているという安心感があります。
積立投資がほったらかしでも問題ない理由はいくつかあります。
1つ目は、上記のように、運用はプロが行ってくれているからです。
投資に関するスキルやノウハウを持たない初心者があくせくするよりも、高いスキルと経験値のある証券会社というプロに任せることで、投資家は大船に乗ったつもりで安心できるでしょう。
2つ目の理由は、積立投資は投資信託という商品の特徴にあります。
積立投資では多くの場合、複数の銘柄がパッケージ化された投資信託という投資手法を取ります。
パッケージ化することによって、一つの銘柄が値下がりしても別の銘柄によって持ち直すことができ、投資商品というパッケージ化された商品自身の価格が安定しやすくなります。
市場全体が大下落になるような時には、投資信託も値下がりしますが、その後何もせずにほったらかしにしていても、市場が盛り返すと同時に信託商品の価格も再上昇し、数年後には以前よりも高値がつく可能性も期待できます。
基本的に積立投資は、どの証券会社のどの商品を選んでもほったらかしで問題ありません。
しかし、税金面での優遇措置などを考えると、積立NISAやiDeCoなど税金面でメリットがある投資商品を選ぶという方法がおすすめです。
ただしこれらの商品はメリットがある一方で、期間限定だったり、一定の年齢になるまで引き落とせないといった制限もあります。
そのため、積立投資商品を選ぶ際には商品のメリットもデメリットも含めた特徴をしっかりと理解した上で、自身のライフスタイルにあった商品を選びましょう。