三井住友銀行が運営している「マネービバ」が行った、積立投資経験者に対するアンケート調査によると、毎月の積立額で最も多かったのは、1万円以上3万円未満でした。
その次が、3万円以上5万円未満です。
また、アンケートによると、多くの人が手取りの10%以下を積立投資しているという結果になっています。
実際に、理想的な資産運用は手取りの10〜40%を投資に充てることです。
手取りが30万円なら、3万円〜12万円ということになります。
40%を超えてしまうと、普段の暮らしをかなり切り詰めなければなりませんし、10%未満だと思うように資産を増やせません。
最初から40%投資するよりも、最初は10%から始めて、徐々に増やす方法がいいでしょう。
あるいは、最初に3ヶ月分の生活費を貯蓄できてから、積立投資を始めるというやり方もあります。
それを考慮した上で、月いくら積み立てられるかという計算すると、約3万円になります。
ほとんどの銀行では1,000円単位での積立なので、毎月積み立てられるのは33,000円です。
一部のネット証券の場合は1円単位での積立が可能なので、その場合は、33,333円になります。
毎月33,000円なら年間で39万6,000円の積立ができます。
どうしても40万円の投資枠を使い切りたいという場合は、月々の積立とは別に、ボーナス月(増額月)設定をして、余分に積み立てることができます。
年の途中からつみたてNISAを始めた場合でも、このボーナス月の増額設定を活用することで、その年の投資枠を使い切れます。
ボーナス設定ができる金融機関では、設定できる回数は年に2回までとしている所が多いです。
積立方法として、毎月の積立はある程度の金額しっかり行い、ボーナス月の増額は端数調整程度の金額にする方法があります。
例えば、月々の拠出を30,000円にして、ボーナス月には20,000×2回とします。
こうすることによって、平均購入単価を下げながら、40万円という枠を使い切ることができます。
もう1つは、月々の拠出を少なめにして、ボーナス月に多めに拠出する方法です。
たとえば、月々の拠出を20,000円、ボーナス月を80,000×2回とすることができます。
ただし、この方法だと、平均購入単価を下げるという効果はあまり期待できません。