積立投資は、毎月決まった額を積み立てていく投資スタイルです。
しかし、ずっと同じ金額を積み立てる必要はありません。
場合によっては増額してもいいでしょう。
そのタイミングとしておすすめなのは、資金的に余裕のある時です。
例えば、昇進して給料が増える、ローンなどの毎月決まった支出がなくなったなどのタイミングで増やせば、多少積み増しをしても、生活費が厳しくなる心配はないでしょう。
また、会社勤めをしている方の中には、年に何度かボーナスをもらうケースもあるでしょう。
ボーナスでは、給料の何カ月分といったまとまった額が支給されるところも多いものです。
その金額の一部を積み立てることで、投資信託の買い増しができます。
このように、資金面で余裕ができた時に投資を増やすことで、より効率的な資産運用ができるはずです。
2022年現在、超低金利政策が続いているので、銀行に預けていても年利は0.001%という低さです。
100万円を預金していても、手に入る利子は10円にすぎません。
投資信託を購入すれば、預金よりも大きな利回りで資産を増やせる可能性は高いです。
年利5%の利回り実績のあるファンドを購入すれば、同じく100万円積み立てていたとしても5万円のプラスです。
預金の利子よりも大きな利益を獲得できる公算大です。
積立投資では、決まった日に決まった額で、ファンドを購入することになります。
ですから、投資家の中にはマーケットの相場について、あまり関心がないという人も結構います。
中長期的な運用であれば、デイトレーダーのようにこまめに市場動向をチェックしていないかもしれません。
しかし、積立運用の場合でも、できるだけ市場動向を確認しておくことが望ましいです。
例えば、市場価額が下がっている時に積み増しを行うのも戦略の一つです。
市場価額が下がっている時に、あえて普段よりも多めにファンドを購入するわけです。
もし今後市場価額が上がったら、通常以上に大きな儲けを獲得できるかもしれません。
ファンドによっては、季節性の商品もあるかもしれません。
特定のシーズンになると値上がりして、その季節を過ぎると値下がりするような一定のパターンを持っている商品もあります。
その場合には、市場が下がるタイミングで買い増しをしてみるといいでしょう。
このように、資金的に余裕があったり、ファンドの価額が下がったりした時に、買い増しするのは有効な戦略の一つです。
状況を見ながら、正しい判断を心がけてください。