老後のことも想定して、資産運用してみたいと思っている大学生がもいるかもしれません。
しかし、学生が投資するのに問題はないのかと思う人もいるでしょう。
基本的に、18歳以上であれば、資産運用を自由意思で始められます。
これまでは20歳以上の方を対象にしていたのですが、成人年齢の引き下げに伴い18歳からでも親権者の同意なしで運用を始められます。
ただし証券会社によって若干対応の異なる可能性があります。
申し込み前に確認しておくと安心です。
学生の場合、まだ自由にできるお金はそんなに多くないでしょう。
そこでおすすめするのは、少額をコツコツ積み立てる投資です。
「積立投資」といって、月々定額お金を出して投資信託を購入していき、運用するスタイルです。
月々のお金が多くなくても、長期間運用を続けていけば、資産をそれなりに増やすことも十分可能です。
通常、資産運用で利益が出れば、20.315%の税金が課されますが、つみたてNISAの場合、年間40万円まで、最長20年間、利益が出ても課税されません。
税金を取られることなく、効率的に資産を増やす制度として注目を集めています。
大学生のうちから積立投資をすることをおすすめするのは、まず長期運用が可能だからです。
基本的に、投資は期間が長ければ長いほど、より資産を大きくできる可能性が高いです。
例えば65歳に定年退職を迎えた場合、20歳から運用を始めていれば45年間となります。
しかも、運用で利益が出て、その利益を元手に運用をすると、さらに複利効果が期待できます。
あくまでも運用がうまくいけばという前提ですが、指数関数的に資産増加できるかもしれません。
長期投資によって、時間分散投資ができるのもおすすめの理由の一つです。
積立による投資の場合、月額定額で投資信託などを購入します。
この場合、商品の価値が低下した時にはより多く購入でき、逆に値上がりすると少なめに購入する形となります。
このように、定額積立で一時的な価格の上下動の影響を軽減できます。
その結果、プラスリターンをもたらす可能性が高いわけです。
投資信託に出資すれば、国内外の様々な金融商品を使った運用になります。
時間だけでなく、投資対象も分散されますので、リスクをさらに低減できます。
マイナスになりにくく、安定した資産運用するのに適しています。