積立投資で投資信託を購入する日を買付日と言い、引き落とし日は口座からお金が引き落とされる日を指します。
いつ引き落とすかは、金融機関が指定していることもあれば、自分で選べることもあります。
引き落とされるタイミングも、金融機関によって違います。
フィデリティ証券の場合、引き落とし日が毎月28日で、買付日は引き落とされた日から7日後です。
SBI証券では引き落とす日を14日と27日のどちらかを選択でき、買付日は1〜27日または月末から選択できます。
カブドットコム証券は引き落とす日を1日から31日の間で自由に選択でき、買付日は引き落とし日の翌営業日です。
ただし、31日を指定しても、31日がない月は30日や28日など、その月の最終日に引き落とされます。
マネックス証券では、買い付けが実施される日に引き落とされることになっていますが、買付日が土日や祝日に当たる時、海外市場の休業などで購入ができない場合は、翌営業日に引き落とされます。
つみたてNISA口座の場合、引き落とす日を指定する時には注意が必要です。
引き落とし日を毎月25日に設定していて、海外の休日や年末年始の時期と重なると、受渡日が年を越してしまうことがあります。
そうすると、受渡日が属する年、つまり、翌年の非課税投資枠を使うことになるため、翌年の年間の買付回数が1回増えてしまう可能性があります。
非課税投資枠以上の買付があった場合は、課税口座で行われるので税金がかかります。
そこで、引き落としする日は、25日よりも早めにしておくと安心です。
つみたてNISAの振替日を毎月1日〜20日のみにしている金融機関もあります。
ネット証券の中には、引き落とし口座を選択できるところがあります。
たとえば、楽天証券なら、証券口座(楽天銀行マネーブリッジ)、楽天カード、指定の金融機関口座から引き落としができます。
ちなみに、新規の積立設定の場合は、楽天銀行からの引き落としはできなくなっています。
どの口座から引き落とすかによって買付日や引き落とす日が異なるので、事前に確認して選択してください。
引き落とし口座を選択できる場合は、残高不足にならない口座を選びましょう。
買付日と引き落とす日の間隔が空いていると、時間的な余裕があるので、残高不足になりにくいかもしれません。
引き落としの日に残高が足りないと、その月の購入は無しになります。
再引き落としはないので、残高不足にならないように注意してください。